スペインのコーヒー 事情 Café en España

スペイン人は意外と(?)コーヒーをよく飲みます。

エスプレッソやカプチーノなどが有名なイタリアや、日本でも浸透しているカフェ・オ・レという言葉のあるフランスには劣りますが、コーヒー文化はスペインにも深く根付いています。

そのため、 スペインのコーヒー は種類がたくさんあり、好みによって少しずつ変化してきたため、地域によるバリエーションも存在します。

今回は多種にわたるコーヒーの中でもコーヒーとミルクから成る定番を紹介します。

  • Café solo カフェ・ソロ :

最もシンプルなコーヒー、日本でいうブラックコーヒーです。名前は「コーヒーのみ」という意味で、他にも、café expreso、ただ単にcaféとだけ言うこともあります。店によって味がかなり違うこともあります。

  • Café con leche カフェ・コン・レチェ :

名前が全てを物語っています。英語にすると、coffee with milkです。ミルクの量を好みに合わせられるように、目の前でミルクを入れてくれる店も多くあります。また、ミルクの種類も、熱い・冷たい・無脂肪など選べるところもあります。また、クリームやフォームミルクが乗っていることも。グラスか、それより大きいカップか選べるところもあり、主に朝食として午前中に飲みます。

  • Café cortado カフェ・コルタド :

コーヒーの苦味を和らげるために、café solo に少しだけミルクを加えたものです。ミルクはコーヒーより少ない量を入れます。

  • Café corto カフェ・コルト :

café solo の約半分の水の量、café solo と同じコーヒー量で作ります。つまり、出来上がりの量は半分ですが、より濃縮されたコーヒーになります。

  • Café largo カフェ・ラルゴ :

café corto とは反対に、café solo と同じコーヒー量で、 café solo より多い水の量で作ります。そのため、café soloよりも薄味なコーヒーになります。

  • Café americano カフェ・アメリカノ :

日本でもアメリカンコーヒーと言いますよね。café americano は café largo と同程度の濃さで、2倍の量になるので、少し大きなカップで出てきます。

  • Café doble カフェ・ドブレ :

café solo と同じ水の量ですが、コーヒーの量が2倍です。つまり、café corto と同様に濃縮されたコーヒーを楽しむことができます。

  • Leche manchada レチェ・マンチャダ :

「 café con leche, corto de café 」とも呼ばれます。少量のcafé soloにミルクをたっぷり加えます。café con leche よりもミルクの量が多いので、マイルドなコーヒーが好きな人にオススメです。

  • Café con hielo カフェ・コン・イエロ :

普通の café solo と一緒に、氷が入ったグラスが出されます。コーヒーは基本的に、ホットで飲む飲み物なので、冷たいコーヒーが飲みたいときは、このように頼みます。 café solo を氷の入ったグラスに注いで飲みます。

  • Descafeinado de máquina デスカフェイナド・デ・マキナ :

日本ではあまり見かけませんが、スペインではカフェインレス・コーヒーも一般的です。 de máquina はマシンで作ったという意味で、次に紹介する sobre との対照で使われています。他のコーヒーと同様ですが、カフェインレスのコーヒーが使用されます。 con leche や manchada を descafeinado で頼むこともできます。

  • Descafeinado de sobre デスカフェイナド・デ・ソブレ :

インスタントのカフェインレス・コーヒーです。個人的には de máquina よりもコーヒーの味が薄く、人によっては味の違いを感じる人もいると思います。カップにミルクのみが入っていて、その隣にインスタント・カフェインレス・コーヒーの小袋がついて出てくるのが一般的です。

  • Café instantáneo カフェ・インスタンタネオ :

日本語で言う、インスタント・コーヒーです。カフェテリアなどではほとんど目にしませんが、常備しているという家庭も多いです。

スペインのコーヒー

スペインでは透明なグラスでコーヒーが出てくることも。最初は驚きと違和感がありました。

いかがでしたか?

コーヒーとミルクだけでもこんなに種類があります。

他にも、リキュールなどを加えるものもあるので、別の機会に紹介したいと思います。

 

是非、スペインで様々な種類のコーヒーを試して、自分の好みを探してみてください。

¿Sabías que?

En Japón en una cafetería normal no hay tanta variedad de café.

Si pides un café, te preguntan si quieres caliente o fresco.

Un café caliente es una taza de café solo aparte con azúcar y leche en bote pequeño.

Un café fresco es un vaso de café solo con hielo, aparte viene unos botes pequeños de sirope y leche.

Para los japoneses será complicado pedir un café por primera vez en España por haber tantos tipos.

Así que espero que este artículo sirva para ayudarles 😉

Kanami

Licenciada en estudios Interculturales por la Universidad de Kobe. Trabajó 4 años en una empresa informática como administradora de ventas. En 2013 vino a España para perfeccionar el idioma, alcanzando el nivel C2 en la academia don Quijote Granada un año. Posee el Diploma DELE B2 por el Instituto Cervantes. Actualmente vive en Almería y forma parte del proyecto JAPAES y nihonjinnotamenosupeingo, en el cual trabaja como profesora de japonés. Desde 2017 es miembro de la APJE (Asociación de Profesores de Japonés en España). 大学卒業後、IT商社にて4年間営業職として勤める。その後、スペイン語を習得するため、2013年からスペイン・グラナダにて1年間の語学留学を経て、現在、アルメリア在住。「JAPAES」「日本人のためのスペイン語」のプロジェクトに日本語教師として参加している。2017年よりAPJE(スペイン日本語教師会)会員。

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