先日、個人的な諸用と夏休みを兼ねて、 セゴビア の小さな村に1週間滞在しました。
セゴビア といえば、ローマ時代の水道橋が有名ですが、郊外にも素敵な場所がたくさんあります。
アイジョン ( Ayllón )
アイジョン ( Ayllón ) という街では、訪れた前日に中世をテーマにしたお祭りが行われていたこともあり、バルコニーや建物に盾の刺繍が入った旗が飾ってあるなど、中世の雰囲気を感じました。歴史のありそうな建物が立ち並びますが、とても綺麗に保存されています。
コカ ( Coca )
コカ ( Coca ) はお城が気になり、訪れました。が、毎月第一火曜日が休みというピンポイントで入場できませんでした。残念でしたが、外からだけでも十分に美しいお城で、周りにある花壇の花と写真を撮るととても綺麗です。
ペドラサ ( Pedraza )
コカのお城で玉砕した後、ペドラサ ( Pedraza ) へ向かいました。歴史ある街並みが有名で、街全体が壁に囲まれていて、街へのアクセスは歴史のある門 ( puerta ) 、 1 つのみです。お城は、一般開放が水曜~日曜日ということで、またしても中は見られませんでした。( 旅行は事前の下調べが重要ですね。 )
お城とは反対側の端には、一般公開されている中世からある牢屋があります。スペイン語ガイド付きで約 20 ~ 30 分、 3 € で見学することができます。ペドラサの街の歴史についても知ることができます。
また、街の通りにあるお店や通り自体の可愛らしさも見所です。
ブルゴ・デ・オスマ ( El Burgo de Osma )
ブルゴ・デ・オスマ ( El Burgo de Osma ) も壁 ( muralla ) で囲まれた街。大聖堂 ( catedral ) がとても高くそびえ立ち、壁の外側から見える景色は圧巻です。
また、大学だった建物を利用した、大浴場 ( spa ) のあるホテルもあります。一階にあるカフェテリアはとても雰囲気が良く、値段もお手頃なので、ひと休みするのにも最適です。
街の門近くで、「きれいな写真が撮れるよ」と声を掛けられたら要注意。指示に従って写真を撮り終えると「教えたんだから、コーヒーをご馳走するか、お金ちょうだい」とせがんでくる人もいるようです。 ( もちろん、善意ある人もいるとは思いますが… )
オセス・デル・リオ・ドゥラトン ( Hoces del Río Duraron )
セプルベダ (Sepúlveda) という街の近くにある、オセス・デル・リオ・ドゥラトン自然公園は、切り立った崖に囲まれた渓谷が美しい自然あふれる場所です。
自然公園内は保護地区があるため、まずは、セプルベダにある自然公園の案内所で観光可能なルートを確認してから、自然公園へ向かいます。
ルートはいくつかあり、森の中をドゥラトン川沿いに歩くルートは、鳥や動物の声を聞きながら木陰の道を歩きます。草木が生い茂っているので、気になる方は眺めのズボン着用をお勧めします。
森ルートとは打って変わって、渓谷へのルートは陰がなく、夏は日没前後に行くと良いと思います。ルートの端に小さな教会(跡)があり、その奥は渓谷がぐるりと見渡せるようになっています。
おまけ 1 : 沿道のひまわり畑
スペインでひまわりといえば、セビージャのカルモナがとても有名ですが、今回の旅行で驚いたのは、セゴビアの沿道にもひまわり畑が広がっていることです。高速道路の沿道だったため、写真を撮るのは至難の技でした。
これらの畑は観賞用ではなく、主にひまわり油やひまわりの種 ( pipa ) などの食用目的だと思います。
街中の道に落ちているひまわりの種の殻の量を見たら、このひまわり畑の量も納得です。
おまけ 2 : セゴビア 市街
水道橋、アルカサル(お城)、大聖堂( catedral )など、セゴビア市街ももちろん見所がたくさん。
日本人観光客も多いので、街の標識には日本語の表記もあります。
いずれも、バスや車での移動がメインになるとおもいますが、長期滞在をする方や、少しマイナーなところを見てみたいという方は是非、参考にしてみてください。